一昨年の秋にFinePix F30を買ってから、(会社や人と会う約束があるときは除いて)外出するときには基本的にポケットか鞄に入れて持ち歩いていました。それほど頻繁にシャッターを切っていたわけではないですけど、それでもちまちまと写し続けて、先日に1万枚を越しました。コンパクトタイプとしては少し大きな筐体な上に記録媒体がピクチャーカードなのが少し難ですが、気軽に写せる上にそこそこの写真が撮れるのでとても重宝しています。
ただ、マクロ撮影のときに思ったようにフォーカスできないことが度々あり、以前から「一眼レフ+マクロレンズ」の組み合わせで一度は試してみたいと思っていました。
そんなときに再来月に遠出する予定ができて、記録媒体をどうしようかなーと考えたときについ、「ここしばらく大きな買い物をしていないし、とりあえず安い一眼レフタイプにステップアップするのもいいかも……?」と邪な考えが頭を過ぎりました。(かなり憂鬱なモノが同じ7月に待っていることも原因ですが。)
最初は気軽な気持ちで、もし買うなら初心者向けで評判のいいKiss X2辺りかなーとぼんやり空想するレベルでしたが、各社のパンフレットを集めてネットでちまちま情報を集めて販売店を梯子して、……今日、とうとうPENTAXのK20Dを買ってしまいました。
購入したのはレンズキットにタムロンのマクロレンズひとつ、あと小物を幾つか。少々値が張りましたが買えたものには満足しています。
家に帰って充電をしつつマニュアル片手にあれこれセットアップし、手近なもので試し撮りしてから隣町の河原に行ってみました。
現地に到着したときには既に辺りは薄暗く夕風も吹いていましたが、コンパクトタイプとは比べ物にならないオートフォーカスとシャッタースピードが心地よく、楽しんで写真を撮ってきました。――写真のできが悪いのはカメラの性能ではなくカメラマンの腕です。早く自分の手足になって欲しいと思います。



※全オート設定+画像サイズだけ変更
今日で連休が終わり、明日から通常仕事モードに入ります。期間的には長い休みだったのですけど、ちょくちょく仕事があった関係で割と普通の休みでした。
連休中、今回は近場をうろうろしたくらいであまり遠出はしませんでした。その代わりに長編小説の続きを書こう――と思っていたのですけど思ったより進まず。現時点で240ページくらいで、とりあえず半年後にある某賞を目標に書くことになりそうです。
そうそう、5月からはてなダイアリーに詩(のようなもの)を載せることにしました。自分のサイト(=ここ)があるのでわざわざ他のブログ系サービスを利用する必要はないのですが、手軽に公開できるのでしばらく続けてみようと思います。――久し振りにあれこれとcssをいじって楽しかったです。
ここでは小説以外の本はあまり取り扱わないようにしていますが、一冊の写真集を紹介しておきます。「廃墟チェルノブイリ」は、1986年に原子力発電所がメルトダウンを起こしたために破棄され、現在もゴーストタウンとなっているロシアの都市を廃墟撮影のプロが現地に足を運んで写し取った作品集です。
無人の観覧車、打ち捨てられた人形、剥げ落ちた壁紙――美しくも物悲しい光景が本に納められています。これらの写真から何を読み取るかは人によって異なるかもしれませんが、わたし自身は事故が事実であったことに目をそらしてはいけないと感じました。
もしどこかでこの本を目にした場合は、ぜひ手に取ってみてください。
心臓手術のひとつである「バチスタ」を専門に扱うチームの内部監査をすることになったワトソン役の万年講師と、途中からホームズ役として参戦する厚生省官僚の活躍を描いた医療ミステリーです。医療現場の内情がリアルに描かれており、最初はついていけるか心配でしたが最後まで楽しめました。点数は40点(★★)でそこそこお勧めです。
かなり大雑把に言えば、医療現場のカミングアウトをキャラクター小説として味付けした作品になります。専門家ならではの「らしさ」(リアリティ)と魅力的な登場人物たちが「病院」という場で生き生きと動き回るところが素直に面白かったですが、(ネタばれになるので書きませんが)ミステリーとしてのオチに対しては不満が残ったのも確かです。
ちなみにこの作品は第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しており、映画化もされているそうですが、映画公式サイトを見たところ原作とは配役が違うみたいです。
岩井俊二の監督代表作である「ラヴレター」を小説化した作品で、過去に山で遭難死した恋人に宛てに送った手紙が元に引き起こる物語です。個人的に映画は見ていませんが小説単体として読むとかなり微妙な出来でした。点数は20点(★)。
全体のストーリーバランスが悪く、結局、何が言いたかったのかぼんやりし過ぎでした。特に終盤がひどく、別の方法はなかったのか悔やまれます。また文章や表現がかなり稚拙で(小説としてはアマチュアレベル)、初めてこの小説を読んだ人に不親切な箇所が幾つもありました。――この小説はあくまでも映画を見て楽しめた人が、後からリフレインするための二次作品だと、わたしは認識しました。
正直、よかったところもないわけではありませんが、映画に対する評価が高い分、悪い点ばかりが目につき、最後まで素直に楽しめませんでした。