- The slippery Catwalk to Glory -
週末、Amazonで予約していた「Classic In Game Music」が届きました。タイトル通り、ゲーム中で使われたクラシック曲を集めたCDアルバムです。55曲に及ぶ収録曲はリンク先をご覧ください。個人的には知っているものは1/3といった感じで、「けっきょく南極大冒険」や「シティコネクション」、「パロディウスシリーズ」あたりが懐かしくて繰り返し聴きました。
ラインナップを見るとコナミのものが多いですが、選曲の問題ではなくて当時のコナミの方針だったのではないかと思います。著作権料が発生しなくて単純なメロディーで覚え易いもの――ということでよく利用されたのでしょう。後年、権利・権利と小うるさくなったコナミらしいといえばそうかもしれません。
最近はゲームのプレイ時間が短くなってきてそれほど追えていませんけど、ゲームミュージックのほとんどはオリジナルだと思います。ゲームの規模が大きくなるに従って分業化が進み、音楽に関しても専任チームで作成するようになったため、時間を掛けてオリジナル曲を作曲することが可能になったのが一番の理由です。
ただ例外があって、クリスマスをイメージした曲に関しては(クラシックではありませんが)必ずといっていいほど有名曲を本歌取りしています。恐らく聴く側の慣れの問題で、これらのテーマが入っていないとそれらしさが出ないのでしょうね。そういう意味で言うのなら、そろそろ山下辰郎の曲を取り入れた音楽があってもいいのかなーとも――明るくないのが問題ですか。
とりあえずメジャーどころの曲が多く2100円と値段も安めですので、ファミコン世代の人にお薦めです。