Monologue (2004年9月)

September, 2004

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2004/09/01 (Wed.)

サンデー今週号の「セキュリティパッチ」。(元ネタ:C-WWW

……探したら意外とあっさり見つかりました。(^^;

体調がなかなか治らないんですよって会社の先輩にグチをこぼしたら、

「そりゃだろ」

って素で返されました。……うわーん。

そんなこんなで早九月。時間だけはどんどん流れていきますね(遠い目)

2004/09/04 (Sat.)

「どーもごぶさたです。お元気でしたかー?」

「そういえば、GC版ゼルダの発売日前に借り出されて以来だな」

「そうね、途中、また放置期間があったみたいだし」

「困った管理人だな」

「その管理人さんから、言伝をもらっちゃったんだけど、読んでもいい?」

「ああ」

「えっと、『ゲームばかりしている訳じゃなくてちゃんと小説も書いています。九月末の同人誌の締め切りには間に合わせる予定です。でも予定は未定』――だって」

「こんなところで言い訳しても仕方ないのに。人間としてダメな奴だな、全く」

「まあまあ、せっかく登場の機会をもらったんだから、感謝しなくちゃ」

「なんか騙されている気がしないでもないが」

「という訳で、今回は任天堂の『ファミコン探偵倶楽部』を取り上げますー」

「じゃあ、まずは簡単に作品紹介からいこうか」

「ラジャー。えっと、元々はファミコンのディスクシステムで発売されていたんだけど、先月にGBA版でパートIの『消えた後継者』と、パートIIの『うしろに立つ少女』の両方が復刻発売されました。シリーズとしてはこれ以外に、BS放送サテラビューで配信された『BS探偵倶楽部』(パートIII)とスーパーファミコンで出たリメイク版『うしろに立つ少女』がありますー」

「内容はタイトル通り。一言で言えば、ミステリー謎解きタイプのAVGだな」

「うん。オリジナルの発売当時、ショッキングな描写で色々と話題になった有名ゲームね。懐かしいなー。もう十五年以上も前になるんだ」

「俺はこのGBA版が初プレイだったけどな」

「どう? 遊んだ感想は?」

「思ったより面白かったというのが第一印象だな。どちらもストーリーはオーソドックスで、ある程度、先が読めてしまうという欠点はあるが、言葉を変えれば割と手堅い作りで、そこそこ楽しめた」

「どちらが面白かった?」

「『消えた後継者』だな。続編に比べてビジュアル・システム面で劣るのは否めないが、こっちのほうが素直に楽しめた気がする」

「わたしも同感。『うしろに立つ少女』はちょっとドキドキ感が少ないのよね」

「その理由の一つは、ぶっちゃけて言えば殺人事件の取り扱い方の違いかな」

「取り扱い方の違い?」

「ネタばれになるので具体的には言えないが、事件の発生タイミングと頻度、そして被害者と主人公との接点の有無ってところかな」

「あ、何となく分かった。確かに『消えた後継者』は、目の前の人がばたばた死ぬ、一種の猟奇殺人っぽい怖さがあったけど、『うしろに立つ少女』は他人から依頼された犯人探しがメインだから、被害者への感情移入って言うのかな、そういうのがないのよね。そういう意味だと、どっちが怖いかと言われれば、やっぱり前者になるのかなー」

「犯人探しでも緊張感を与える事は可能で、一番簡単な手法は、主人公達を危険に晒す事。だが『うしろに立つ少女』ではそれが弱かったな」

「一応、ヒロインのあゆみちゃんがそういうシチュエーションになるけれど、前作よりも過去という設定だから、絶対に助かるって事が誰にも分かっちゃっているからね。――他に気になったところはあった?」

「二作品に共通して言えるが、登場人物が無駄に多いな。ダミー人物を登場させるのも分からない訳ではないが、本筋と関係のない人物にやたらと魂を吹き込むのはやっぱりマズイと思う」

「わたしがプレイしていて思ったのは、もしかしたら続編を意識しているんじゃないかなーと。シナリオライターさんの頭の中にはあるけれど、まだ外に出なかったものがあるんじゃない?」

「それが事実なら欠陥商品だな。そういうのを内輪・マニアネタって言うんだ」

「そこまで言う……」

「あとは時代が古いという事もあるが、コマンド総当りしないと解けないってのは大きなマイナス。イライラしながら、何度、途中でやめようと思った事か」

「仕方ないわねー。当時はみんなそういう作りだったから。そういうトライ&エラーの時間を含めて楽しむってのがスタンスだったのよ。逆に黎明期のゲームをプレイした人から見ると、最近のは簡単すぎて面白くないわよ?」

「作りにもよると思うぞ。『逆転裁判』シリーズはいい線いっていると思うが?」

「そうねー。だから売れたんでしょうね」

「もう一つ、これだけは言わせてくれ。――3Dダンジョンはどう考えても付け足しな上に難しいので、やめてくれ! あんなのをクリア出来る人間、いるのか?!」

「まあまあ。マッピングが前提だから、ウィズ(Wizardry)とかメガテン(女神転生)とかで鍛えた人じゃないときついのは確か。でもね、当時のAVGってこういうのが多かったのよ。だから自力クリアが出来なかったからってそんなにムキにならないで」

「むー」

「ほら、始めに思ったより面白かったって言っていたじゃない。面白ければOKでしょ。気にしない気にしないー」

「ま、まあそうかな……」

「そろそろまとめるけど、どう? わたしは買いのゲームだと思うけど」

「そうだな。色々とケチを付けたが、そこそこ楽しめる内容だと思うし、値段的にも買って損はないはず。ただ、自力でクリアしようとするとかなり根気がいるのは確かだな」

「詰まってやる気が失せちゃうくらいなら、攻略サイトで探してみたほうがいいかもねー」

「まあ、そこはプレイヤーの根性との兼ね合いだな」

「さてさて。次回は自転車創業『ロストカラーズ』でお送りする予定です。ではまたー」

「次回? はあ、いつになる事やら……」

おまけ: このリメーク版を見てみたい

2004/09/05 (Sun.)

気圧が下がったからでしょう。頭痛でふにゃーとした気分のまま外に買い物に出掛けたら、大雨&冠水による大渋滞&地震に会いました。ナ、ナニゴトですか。――本日、黒猫の団体さんが名古屋を横切った模様です。

昨日と本日に買ったコミック。

「死刑囚042」はヤングジャンプ連載中の作品。近未来、死刑・終身刑を廃止し、代わりに無償労働させる制度を検討中の政府は、死刑囚である主人公にある実験を課す。脳の興奮状態が殺人を犯すレベルまで達すると爆発する仕組みのチップを脳に埋め込み、公立高校の用務員として派遣する――といったあらすじです。人とのふれあいで心を取り戻すというのが話のキモのようですが、SFとして見た場合に技術面の説明が足りず、ハートフルストーリーとして見た場合には正直言って心理描写がいまいちでした。ちょっと残念。

「DEATH NOTE」はジャンプ連載作品。名前を書いた人間を殺す事が出来る「デスノート」を巡るドラマ。主人公がいわゆる正義でも悪でもなく、自分の信念に基づいた行動をしているのが面白いですね。脇役では時々見掛けますけど、主人公として描くのは珍しいです。まださらっと読んだだけなのですが、じっくりと腰を据えて主人公達の心理戦を楽しめそうな感じです。――それにしても、掲載誌がジャンプってのは意外かも。

2004/09/06 (Mon.)

土曜に買ったコミックの書き忘れ分。

サンデー連載中。すごく惹かれている!という訳ではないですが(どきどき)、何となく楽しいです。一言で言えば「土方系・戦闘キャラクターもの(謎すぎ)」。多くのキャラクターを動かすには、やっぱり小説よりマンガだなーと考えさせられちゃいます。あと「空・愛・台風」が例のネタだってのに初めて気付きました。元々、一人でやるものじゃないですしね。

ぼんやりと「DEATH NOTE」を読んで思ったこと(「DEATH NOTE」の二番目くらい?の謎)をちまちま書いておきます。ネタばれじゃないですけど、一応、わたしの想像=妄想=確証のない戯言という事で、――以下、見たい人だけ反転をどーぞ。

3巻までの内容から推理すると、Lの本名は――、

流河旱樹

少なくとも戸籍上はこの名前だと推測。同姓同名のアイドルかどうかは五分五分。だがこの名前ではLを殺す事は出来ない。本人が自分の名として認めていないと思われる。加えて言えば、キラの性格を考え、「流河旱樹」の名前で仕掛けて来る事はないとLは踏んでいる。彼を殺すのに必要な本当の名前は――、

L

自分を記号化する為に選んだのか、ミドルネーム or 字なのかは不明。新しく自分の手足となった捜査員達にLと呼ばせない理由の一つがこの為で、初めて彼らと顔を合わせたタイミングで「Lは本名ではありえない」と刷り込ませるような発言をしている。ちなみに竜崎は偽名の可能性が一番高い。

……って、多分、違うでしょうねー(あはは)。

2004/09/07 (Tue.)

前日にコンビニに傘を置き忘れ、朝に慌てて取りに行くと案の定、盗まれていました。仕方なく今日をしのぐ為の安物の傘を購入。そして会社帰りにその傘を開いた瞬間、びゅーっと台風の風が吹き抜けて……オチはご想像にお任せします(涙)。

せっかく早く帰ってきたのに、何をしたか覚えていない……。

2004/09/08 (Wed.)

「チュンソフト」で20周年記念として「ベストアルバムネット投票企画」というのをやっています。興味ある方はぜひ。わたしはやっぱり「街」かなー。あ、作品全部から選択って訳じゃないですね。トルネコの大冒険なんかもないですし。

2004/09/10 (Fri.)

先月の事になりますが、8/7〜8/9に山口県下関市にぶらりと一人旅してきました。忘れないうちに、その時の様子を軽く書いておきます。

名古屋駅から小倉駅まで、のぞみで三時間。小倉駅から下関駅まで約二十分。三時間半で現地に到着してしまうとは思いませんでした。――事前に時刻表を買って、旅行中も常に持ち歩いていたのに、出発前だけでなく旅行中も一度も開きませんでした。初めて開いたのは、帰ってきて旅行を元ネタにした小説を書き始めてから。いかにもわたしらしいですね。

いざ下関市まで来たものの、特に予定を立てていません。ちょっぴり考えて出た結論が「とりあえず海で泳ごう」。近くのショッピングモールで水着やビーチサンダルを購入し、重い荷物を抱えたまま山陰線に乗り込み、ワンマン電車にがたごと揺られながら吉見駅へ。目的地の「吉見海水浴場」は、駅から三十分くらい歩いた距離にありました。

砂浜@吉見海水浴場

見ての通りほとんど人がいません。一応、写真の範囲外にちゃんと人がいましたけれど、それも数人。これ幸いと木陰でささっと水着に着替え、ぼへーと波に揺られながら夕方まで海に浸かっていました。

波に浸かっていた付近%ローアングル%

その後、再び下関駅に戻り、買い物と宿探しを兼ねて駅周辺をうろうろとしたりしているうちに一日目が終わりました。

2004/09/11 (Sat.)

今日知った事実。ブックオフって海外にも店舗があるのですね。ふえー。

下関旅行の二日目(8/8)。バスに十五分くらい揺られて、唐戸《からと》まで移動。近くの商店街をぶらりと見物した後、「旧下関英国領事館」「旧秋田商会ビル」「下関南部町郵便局」に行ってみました(※写真を撮ったのは帰り)。どれもおしゃれな建物で、中を見学する事が出来ます。一番のお勧めは「旧秋田商会ビル」。

旧下関英国領事館

中央が下関南部町郵便局、右が旧秋田商会ビル

その後、「唐戸市場」に行きました。本来は地元の市場なのですが、ちょうど日曜日だったので観光者向けに海鮮屋台を開放していて、その場で調理された新鮮な料理を食べる事が出来ました。わたしはいくら丼と小さいフク(フグ)のから揚げをチョイス。おいしかったですよ。

参考リンク: http://www.karato.jp/

唐戸市場(1)

唐戸市場(2)

昼食後は東方面にぶらぶらと移動を開始。関門海峡を眺めながら、日清講和記念館(日清講和条約の締結地) 〜 赤間神宮(安徳天皇を祭る。耳なし芳一が住んでいたとの伝承あり) 〜 壇ノ浦(源平合戦最後の地)へ。

参考リンク: http://www.tiki.ne.jp/~akama-jingu/

手前右が日清講和記念館、左〜中央が春帆楼

赤間神宮

関門橋のたもとから見た九州

思ったより海峡は狭く、九州がすぐ目の前に見えます。ここで源平合戦や下関戦争が起きたというのが、少し不思議な気分です。

ここで一度、下関駅までリターン。バスターミナルで作戦を練った結果、「下関市立美術館」に行く事に。先に歩いていた道を更に東に向かったところにありました。ちょうど「エミール・ノルデ」の展覧会を開催中。一つ一つの作品としてはそれほどぐっとくるものはなかったですが、作品群として見るとかなり面白い人で、思わずその世界に引き込まれてしまいました。今は「東京都庭園美術館」で彼の展覧会が開催されているみたいです。興味ある方はどうぞ。

参考リンク: http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/nolde.htm

参考リンク: http://www.fujitv.co.jp/events/art-net/go/106.html

参考リンク: http://www.b-sou.com/palm-Nolde.htm

参考リンク: http://www.nolde-stiftung.de/

その後はまた下関駅まで戻り、二日目を終えました。ちなみにわたしは行きませんでしたが、唐戸市場のすぐ傍には「海響館」という大きな水族館があり、また「巌流島」への定期便も出ています。

2004/09/12 (Sat.)

昨夜、眠れない時間にネット上を巡回しているときに、以前にチェックした事のある「gumonji」がサービスインしている事を知りました。9月中は課金されないとの事なので、クライアントをダウンロードして遊んでみる事に。一言で言えば、ほんわかな3Dキャラクターが計算機の中に作られた自然で生活するネットゲーム。

まだ何をやれるかを分かっていないので、とりあえず木や花の種を拾って植えつけてみましたけど、何となく楽しいです。でも植えているそばから、他の人がその木をばっさばっさ伐ったりと、ショックな事もあったり(あわわ……)。

公式サイトだけでは情報が足りないので、いいマニュアルはないかなとGoogleで検索しているうちに、こんな記事を見つけました。

【土地にこだわることと生産性のはなし】

2年ほど前、Ultima Online の日米比較を コアUOプレイヤーから聞いたことがある。日本のシャード(空間)がリリースされるときは、一秒をあらそって、土地の争奪戦が始まるらしいが、米国のサーバーのときは、むしろ土地が余り気味になるらしい。土地は、その土地が必要なときに使えばいいのであって、「とりあえず確保する」ものではないのだ。

ringo's weblog (2004年3月19日)

この記事を読んで、ああ、やっぱりと思い当たる事が。今までプレイした事のあるネットゲームでも、土地とか城といった固定資産を巡るいざこざを幾つか見ました。プレイヤーとしてリアルで土地や家を意識するような年齢層じゃなくても、「広い土地や大きい家が欲しい!」って思ってしまうんでしょうね、やっぱり。ここまで来ると、民族的な刷り込みとか脅迫概念とか言ってもいいかも。

ちなみにこのgumonjiですが、たぶん続けてプレイはしないと思います。理由はシステムがまだ安定していないのに課金が高いから。基本料金は大した額じゃないのですが、先の「固定資産(土地)」を所有して維持しようとすると、結構な額が掛かってしまうようです。韓国系アバターなんかでアイテムに課金するのと同じ感覚で、土地とか家に対してのみ有料にするっていうのも面白いビジネスだなーと思った週末でした。

下関旅行の三日目は明日以降にアップします(ぺこり)。

2004/09/13 (Mon.)

最近、車でぶらぶら走っていると、メロンパンの移動販売にときどき会います。一時期、ちょっとしたブームになった事がありますが、ぶり返しでしょうか。

下関旅行三日目(8/9)。

しばらくネットにつないでいなかったので、メール確認などをしに小倉のインターネットカフェへ移動。――実は一日目・二日目と、移動中にどこかにないかとずっと気にしていたのですが、結局、下関では見付けられず、小倉駅のプラットフォームから見えたインターネットカフェの看板を思い出して戻ってみました。ちなみに、これがインターネットカフェの初デビュー。こういう雰囲気だったのですね(遠い目)。ぱぱっと用事を済ませた後、再び下関に。バスターミナルから今度は長府へと向かいました。

バス停から北に向かって商店街を抜けると、やがて古い家並みが現れ、更にその先に「長府毛利邸」がありました。とても静かな場所で、どの部屋にも自由に出入りが可能です。中では何人かの中学生が写生をしていました。

古い家並

長府毛利邸

続いて「巧山寺(こうざんじ)」。毛利秀元の菩提寺であり、また高杉晋作が挙兵した場所だそうです。ここでも写生をしている人や写真を撮っている人がいました。鎌倉末期に建築されたそうで、なかなかいい構えの山門・仏殿です。同じ敷地にある「長府博物館」は休館日で見学出来ず――月曜日にこういう施設に行こうとするのは間違いですね。はあ。

山門への道

仏殿

高杉晋作像

少し南西に下って「笑山寺(しょうざんじ)」。長府毛利家の菩提寺の一つ。寺名は毛利元清(秀元の父)の法号「洞雲寺笑山常快」にちなんでいるらしいですが、ネーミングセンスが(ごにょごにょ)。こんな法号が付いた毛利元清がどんな人だったかすごく気になります。

笑山寺

静かな街並

その後、「旧松岡家主家跡」を通り(乃木神社をスルーして)「忌宮神社(いみのみやじんじゃ)」に。ここは十四代・仲哀天皇が熊襲討伐の為に仮に作った豊浦宮跡と伝えられる場所。仲哀天皇が実在したかどうかは定かではありませんが、それくらい昔から開けていたのは間違いなさそうです。ちょうど「数方庭祭(すほうていまつり)」の期間で、準備中の屋台や大幟(おおや)と呼ばれる大きな竹が境内のあちこちにありました。……せっかくこの時期に来ていたのに、行き損ねたのは大失敗。

なんぢゃこりゃー@忌宮神社

忌宮神社本殿(左の大幟は乃木家、右は毛利家)

参考リンク: http://www.ymg.urban.ne.jp/home/chofu/

参考リンク: http://homepage3.nifty.com/chofu/

以上、駆け足・下関旅行記でした。――非常に写真写りが悪くてすみません(ぺこり)。

2004/09/14 (Tue.)

普段、文章を書くときには、まず空のテキストファイルを「日付+シーケンス番号」で作成してからエディタで開く――というパターンで作業をしています。小説を意識して書き始めた頃に、「自分の成長過程を記録する為に、どんなごみ文章でもとりあえず残しておこう」という感覚でやり始めたのが事の始まりで、今でも続いています。ただ、これはあくまでもプライベートの話。仕事ではまずエディタを立ち上げて、必要なものだけセーブ。日々の記録(特にマイナスの記録)を残す必要がない、というのが理由なんでしょうね、きっと。

ちなみに、今でも時々使っているHP-200LX(MS-DOS)では「type null > 04091101.txt」という感じで作成しています(ワーニングメッセージは出ますけど、ちゃんと空のファイルができます)。UNIXで言うところのtouchコマンド代わりですね。

思い立って、かなり久しぶりにリンクを整理してみました。随分と時間が経ってしまったようです。思えばこのサイトを立ち上げてから四年余り。連絡が取れなくなってしまったみなさん、元気にしていますでしょうか。

スピリッツで連載中の「CUE」(村上かつら)。キャラクターは魅力的なのに、どうも構成やテンポがあまりよくありません。今は主人公(演劇に興味を持ち始めた高校生)そっちのけで、第二の主人公とも言えるプロの俳優をメインに話を進めています。エンジンが掛かるまで、もう少し時間が必要のようです。

以下は個人的な推測になりますが、この「CUE」でメインとして扱っている「演劇」は実は作者が一番好きな分野で、その為にどこか冷静に描けない――というのが、失敗の根本原因ではないでしょうか。過去にも軽く触れた通り、村上かつらの作品は「客」と「演者」を常に意識した構成になっていて、それが作中に明示的に示される事もあります。ただのファンというよりもむしろ関係者と見て間違いないと、わたしは勝手に思い込んでいます。

この「CUE」の第一巻が9月30日に発売になりますが、同時に短編集も出るそうです。実はこちらが大本命ですごく楽しみにしています。

2004/09/15 (Wed.)

直接ではないですが、仕事関連でとうとうユーザさんに対して「Windows XP SP2」の禁止orアンインストール令を出す事になりました。ベンダーさんに作ってもらった書簡を読むと、「調査中」の文字とともにMicrosoft公式ページにあるSP2のアンインストール方法が。――笑うに笑えません。

そんな訳で、様子見中のわたしのPCにはまだSP2が入っていませんが、後々の為に少し下調べをしておきました。自分用のメモ。

おまけ:

ちょっと気になって探してみた、Windows製品のプロダクトライフサイクル(サポート期限)。い、いつの間にか98やNT4がサポート延長されている……。

調整中だった新しい人名漢字が、27日から使用可能になるそうですね。代表的な追加文字として紹介されているのは「桔梗檎苺」といった植物系の漢字。事前調査で不評だった文字はどうやら削除されたようです。

参考リンク: http://www.jedo.jp/kname.htm

参考リンク: http://www.moj.go.jp/PUBLIC/MINJI46/result_minji46.html

2004/09/16 (Thu.)

掲載ページの場所なんかで、どうも雲行きが怪しいと思っていたサンデー連載中の「D-LIVE!!」(皆川亮二)ですが、わたしの中では打ち切り進行に突入した事がほぼ確定してしまいました。前回と今回で、今までのメインキャラがほとんど全部登場。しかもシナリオは七月鏡一――あまりに出来すぎたフィナーレです。うわーん。

あと短期連載だった椎名高志の「絶対可憐チルドレン」も終わっちゃいました。ネット上で見かける感想なんかを見ていると割と反応がよさそうなので、ちゃんとした連載作品として再登場するかもしれませんね。そのときはパワーアップした「普通の人々」を見たいと思いました(あはは)。

水曜の深夜にやっているアニメ版の「十二国記」をたまに見ています。原作にかなり忠実で見ていて安心出来ます。二次作品はほとんど見ない人なのですが、文字では表現出来ないものってのも確かにありますね。

一方で、この十二国記のすぐ後でやっている「プラネテス」は原作とは全く別物。ここまで改悪する事ないのにショック……。

2004/09/17 (Fri.)

はてなアンテナのメンテをしました。サイトからリンクを貼るのはこれがはじめてかも。

ごちゃごちゃしているのでもう少し整理して、落ち着いたらトップにリンクしておきます。あと無断リンクばかりなので何かあったら連絡下さい(ぺこり)。

2004/09/19 (Sun.)

わ。いつの間にかcapsuleのアルバムが発売されていたのですね……しかも三ヶ月も前だし。今度からもっと真面目にチェックしようと心に誓いました。

リンク: http://www.contemode.com/

capsuleのアルバムを探しに街をぶらぶらと散策。途中で立ち寄った本屋で「グラスホッパー(Amazon/bk1)」(伊坂幸太郎)が売っていました。作者の本は本屋やwebでしばしば目にするのですが、まだ一度も読んだ事がありません。ぱらぱらとページをめくって本の帯を見て、またぱらぱらとページをめくってしばらく考えて、……よく分からないので放置してコミックコーナーに移って、……しばらくしてからまた戻って手に取ってぱらぱらとページをめくって、……やっぱりよく分からないので、とりあえず買ってみました。面白い、かな?

リンク: オフィシャルサイト

(※一部にネタばれがあります。事前に読む場合は「立ち読み」「筆者経歴」くらいにしておいた方が吉です。)

結局、capsuleのアルバムは見つからず、また途中で雨が降ってきたので自転車で慌てて帰ってきました。いつもと変わらない週末を過ごしています。

2004/09/21 (Tue.)

最近、見つけたフリーの百科事典。

軽く検索してみましたが、なかなか面白いです。wiki(=誰でも自由に書き込みが出来る)なので、掲載されている情報を鵜呑みにする訳にはいきませんが、そこはそれ、使い方次第でしょう。Googleの検索結果をまとめた資料、というくらいの目で見るのがいいかもしれません。

あ、あれ? いつの間にか、「コンパイル」改め「アイキ」の社長さんが、また仁井谷氏になっていたのですね。知りませんでした。旧コンパイル帝国の復活でしょうか??

2004/09/22 (Wed.)

関節を鳴らす話。

へー。……って素直に感心している場合じゃないかも。すっかり鳴らすのに慣れちゃっていて、鳴らさないと気分が悪いくらいの常習者です(どきどき)

2004/09/23 (Thu.)

「選択肢のないサウンドノベル」という事でちょっと評判の「ひぐらしのなく頃に」の体験版をやってみました。

正直言って、人物配置や会話テキスト・グラフィックが全然好みじゃないです。でも評判になるだけはありますね。サスペンスとしてはそこそこの仕上がりになっています。おかげで投げ出しそうになりながらも、ついつい最後までプレイしてしまいました。トータルで5〜6時間くらいでしょうか。

これはあくまでも体験版なので、プレイヤーに与えられるのは限られた情報とバッドエンド。真実が気になる人は製品版を買って下さい、という事でしょうね。

(いつものように思い込みでしょうけど)自分なりの決着が着いているので、わたしはこれでおしまいですが、体験版を遊ぶだけならタダですし製品版も廉価ですので興味ある方はどうぞ。

2004/09/25 (Sat.)

最近、昔に買ったデジカメを引っ張り出してまた触るようになったのですが、そろそろ新しいのが欲しいなと思い、大須をぶらりと見て回ってきました。今のは四年前に買ったやつで、接写が出来ないのが一番欠点です。幾つかの売り場を見て回りましたが、結局、買わずに帰ってきてしまいました。一眼レフタイプの中古品を買おうかどうか少し迷ったのですが、どうもそのカメラを構えて写真を撮る自分が想像出来ませんでした。――写真を写す事自体に照れがあるみたいです。そういえば昔から写真が嫌いな子どもでした。

2004/09/28 (Tue.)

中日のマジックが1になりました。本拠地・名古屋では久しぶりの優勝が間近というのに、(今までと比べると)何となく盛り上がりに欠ける気がします。今年はオリンピックやらパリーグの合併問題・労使紛争などがありましたが、一番の理由は監督さんだろうなーという気が。個人的な感触なんですけど、「オレ流」がどうこうというよりも、根本的に選手時代の落合に対するわだかまりが今でもあるんでしょうね。きっと。

ゆずの「one」を買いました。NHKのオリンピック・テーマソングにもなった「栄光の架橋」なんかも入って、割といい出来ですよー。

2004/09/29 (Wed.)

「とりかへばや物語」の現代語訳html化、ようやく第五章まで終了しました。メルマガで出した分の半分くらいで、残り半分がてぐすね引いて待っています。

いつも締め切り間際(土曜の夜)にやっつけ仕事で書いているので、後から読み返すと色々と問題があるみたいですけど、修正まで間に合っておらず、タグを埋め込むので手一杯です。いつの日か全て現代語訳が終わったら、通して修正したいですね。文庫本一冊分くらいになるはずです。