Monologueひとりごと

転載元の感情論

先月に起こった「ライブドアショック」後にこういうことを言うのは卑怯かもしれませんが、わたしはライブドアは昔から好きではありません。別に被害を受けたわけでもないので社長の人となりや経営方針についてどうこう言うつもりはありませんが、ただ、「他社のいいウェブサービスは積極的に取り入れる」という運用スタンスに関してかなり反感を覚えているため、この会社に関わるサービスはなるべく利用しないようにしています。

ライブドアのコンテンツに限らず、昨年は「インスパイア」という言葉が流行り、ネット上でもいつも以上に様々なもののパクリ疑惑やオリジナリティについての議論がされましたが、――実は他人事ではありませんでした。昨年末に休止宣言をして今年になってサイトを移動した理由、あるサイトに真似されたのがきっかけでした。

自サイトのデザイン等を気負うつもりはありません。またわたし自身も立ち上げ当初から見よう見真似でコンテンツを作っているので、著作権についてどうこう言える立場ではないのは承知しています。ただそれでも、それなりに時間を掛けて試行錯誤して築き上げたものですので、苦もなくソースレベルで丸ごとコピーされると当事者としては気分が悪いというのが正直なところです。

先方のサイトの注意書きに「無断転載は厳正に対処する」と書いてあるのを見ると、何ともやり切れない気持ちになります。ネット上でコンテンツを公開することのリスクについて分かっていたつもりでしたが、少しも分かっていなかったのかもしれません。

2006/02/12 (日)