- The slippery Catwalk to Glory -
栞を挟んで文庫本を閉じ
待合室の窓の外をふと見やる
茜色の夕焼けを浴びてほのかに染まる巻積雲が
鉄塔の間を伸びやかに流れている
何も言わなくてもいいよ
分かっているから
耳をすませばほら
冬の前奏曲が聴こえてくるから