輝きの時間(1994/09/24)

 互いに交わす何気ない一つ一つの言葉に、僕は喜びを感じる。

 僕の額にそっと触れた、君の柔らかい髪の毛。

 ……この時間を失いたくない、今の望みはただそれだけだ。

 しかし、そのささやかな希望が、僕の小さな勇気を踏みつぶす。