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気が付けばもう10月ですね(棒読み)。すっかり更新の怠け癖が付いてしまい、こっちでは生死確認すら難しくなっていますが、ぼちぼち元気にやっています。――予想通り、九月締め切りに小説は間に合いませんでした。
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先日、仕事でメーラーとして使っていたOutlook2000のデータが壊れました。データ破損は割と慣れっこのつもりでしたが、最近はメールでの情報共有する事が非常に多く、かなりダメージを受けました。
涙を飲んで別の作業の合間に調べてみると、どうやらOutlook2000の仕様のようです。Office 2000 SR-1未満では、データファイルであるoutlook.pstが2GBを超えると読み書きが出来なくなるそうです。(参考情報)
修復方法:
この方法である程度はデータ復旧出来ますが、それでも100%ではありません。防衛手段としては、常にファイルサイズに気をつけて、2Gを越える前に小まめに掃除をするしかないですね。
ちなみに今回の事件を期に、仕事用メーラーをNetscapeにしました。昔、わたしが愛用していたバージョン4.xと同じ操作感なので、慣れるのも早いと思います。ただ、バージョン7になっても何となくキーボードのみの操作にこなれていないのは、ちょっと残念です。
訂正(2003/10/19)
IMEがオンになっているとショートカットが動かないだけで、キーボード操作にこなれていない訳ではないみたいですz(むしろ慣れると快適)。ただ、急にキーボード操作が出来なくなる事はよくあるみたいで、バグは多そうです……。
シリーズは一つもプレイした事がなかったのに、予約特典に釣られて買ってしまった「イース6」。後からPCのスペックが足りない事に気付き、未だに封印したままになっています。――今度の冬のボーナスで自作PCを組もうかと考え始めました(散財パターン)。
ショックを紛らわす為に、特典のイースコンプリートワークス(1〜5)のPC-8801版イース1からちまちまとプレイしています。まだ1の序盤で坑道をふらふらと歩いているあたりです。見た目はかなりへぼいグラフィック(失礼!)で、色々とシステム的にも不満がありますが、それでも何となく楽しんでいます。恐らく音楽がいいからでしょうね。
というわけで、なぜか手元に、Falcomの公式サイトで特価で売っていたイースのCDセットがあったりしますが、本人には内緒の方向で。
ぶらりとネット散策中に見つけたとこ。↓
わたしの結果は「今まで本当にありがとう」。……選択項目が抽象的だったのに、占い内容が何気にぴったしで、笑ってしまいました。
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ネットで注文してあった「海の檻歌(英雄伝説5)」が届きました。当初はイース1をクリアしてから手をつける予定でしたが、思いの外、ダームの塔に手こずっており、いらいらしてきたところでしたので、気分転換の意味で今週末からプレイしています。
「英雄伝説」シリーズは、PC-9801時代に「白き魔女(3)」と「朱紅い雫(4)」をプレイしました。3は割と好感触だったのですが、4のシナリオがあまりにも酷かった(ファンタジーによくある「お約束」が許せなかった)ので、それからは見向きもしませんでした。
どうして今更プレイする気になったのかというと、続編(6)の情報をちらっと目にして、雰囲気がよさげだったのと、サントラ2枚とソフトのセットが特価品で売っていたからです。――またゲームミュージックに釣られましたよ、この管理人。
プレイした感触ですが、システムはやや古めで見栄えはぱっとしませんけども、3に近い雰囲気で、ほのぼのとした序盤のストーリー展開が気持ちいいです。それに音楽もいい感じなので、最後まで楽しめそうです。
P.S.
わたしがあまり好きでない「朱紅い雫(4)」は、Windows版に移植される際にストーリーが大幅に変更され、全く別の作品になったそうです。――とは言っても、もう一度改めてプレイしようという気は今のところないです。
スピリッツで連載していた「ペット」(三宅乱丈)が今週で終わりました。あれはあれで綺麗な終わり方ですが、個人的には少し物足りなく感じました。最後まで主人公(ペット)から見た世界だけで終わってしまっていて、彼らを管理する側である「会社」の描写が甘かった為に、あえて謎として残すべきではない類の情報が宙ぶらりんとしたまま幕を下ろしてしまっています。何となく打ち切られたような印象を受けたのですが、実際はどうったのでしょうね。とりあえずはお疲れ様でした。
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バトンを引き継ぐ形で、村上かつらの「純粋あげ工場」が始まりました。第一話を読んだ限り、題名そのまま「油揚げ工場で働く純粋無垢な少女の恋愛ストーリー」になりそうです。しょっぱなから登場人物達の設定がほとんど語られてしまっているのがやや気になりますが、新連載に対する作者の気合が出てしまったのでしょうか。もしくは短期連載の作品にする予定なのかもしれません。
――村上かつらの作品は基本的に「純文学」路線だと思います。
「純文学とは何か?」と聞かれても上手く答えられませんが、仮に「リアルな人間を描くのが純文学」とするのならば、その一手法として「《こっち側の人間》が読んである程度共感出来るような《あっち側の人間》を描く」という書き方があります。そのままつらつらと「あっち側」を書くのも手ですが、一番よく用いられるのは、「こっち側」の人を立てて読者をその人物と共感させながら両者を対比させるやり方です。
作者のストーリー展開は正にこれで、ヒット作「サユリ1号」だけでなく、その他の単行本化されていない作品でも「こっち側」と「あっち側」を意識して書いている節があります。特に「いごこちのいい場所」では、ラストでこれを明確に登場人物に語らせていました。
面白いなと思うのが、全体を通して「あっち側・こっち側という線引きはないですよ」というメッセージを伝えたいのかなと思わせる一方で、ラストになっても「あっち側」と「こっち側」の境界が明確なまま終わる作品ばかりなところです。こういう矛盾が「純文学っぽい」ところなのかもしれませんね。