Monologue (2003年9月)

September, 2003

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2003/09/07 (Sun.)

風邪でしょうか。かれこれ十日ほど体の調子がよくなくて、頭ぼけぼけ状態です。今週末もぼけぼけ。気付いたら日曜が終わっていました。

そんなこんなで、小説は思ったより進んでいません。このままだといつものように「うんちく系」の話になってしまいそうなので、ちょっとストップして頭の中を整理しています。情報の垂れ流しで押し通すのは楽なんですけど、あまりに芸がないので今回は却下の予定です――予定は未定。

今更なのですが「鉄腕バーディー」(ゆうきまさみ著)の一巻を読んでいます。今年の頭からヤングサンデーで連載している本作、ご存知の方もいると思いますが「焼き直し作品」で、若干の変更はありますが、基本的な設定は同名の旧作品とほとんど同じです。

新版の第一印象は「話の流れがゆっくりになった」。二人目のヒロインである早宮すら一巻でまだ出てきません。どうやら今回の作品では「身体の中に二つの意識が同居した時の戸惑い」を強調したいようで、敵味方の設定を紹介しつつ、主人公・二人のぎくしゃくした関係をメインに描きながら一巻が終わりました。

あと、敵陣営の非道っぷり(テロや仲間の切捨てなど)を強調しているのも新版の特徴です。ある意味、前作で不親切だった部分で、確かに読みやすくはなっていますが、ややステレオタイプな悪役として描かれているのが少し気になります。また全体がシリアス調な為に、「笑い」の余地がなくなってしまったのも残念に感じました。――これは賛否両論かもしれません。

個人的な不満は幾つかありますが、作者の他作品同様、割と手堅く作られたストーリーなので、読んで損はないと思います。興味ある方はどうぞ。

2003/09/08 (Mon.)

Googleで探し物をしていてふと見付けたもの(本来の探し物とは全く関係ないです)。↓

名前の通りの代物ですが、個人的に大うけでした。自分で遊び方を探さないといけなかった、古きよき時代の名残ですね。

2003/09/09 (Tue.)

Amazonで注文した「LEGO Book museum」という本が届きました。世界で最も有名なブロック「レゴ」の紹介本です。

レゴの思い出と言えば、歯医者を嫌がるわたしを連れて行く「ダシ」として、親に買ってもらったのが最初。それから「歯医者に行く=レゴを買ってもらう+安倍川餅を食べさせてもらう」というのが、わたしのお約束でした。

#今考えると、歯医者帰りの安倍川餅って不思議ですね。

#というか謎すぎ。 > うちの親

――当時、レゴとは別に、流行っていたプラモデルも幾つか作りましたが、あまり熱中したという記憶がありません。小さな部品にハケで色付けするのが苦手だったというのもありますが、「作ったらそれで終わり」というのがどうも性に合わなかったようです。

レゴの楽しさは、説明書通りに完成させた後も、壊して新しい部品の一部にし、新たな「自分だけの世界」を作れる事。たくさんの部品が入ったカゴの中から、ああでもない、こうでもないと、試行錯誤しながら新しいパーツを探し出す、あの過程がとても楽しいのです。

そんなこんなで、レゴ関連のサイトを見て回っているうちに久しぶりに作ってみたくなり、比較的パーツ数が多いセット(高かった!)を、ぽいとネットで注文してしまいました。まさに悪い「大人買い」の見本です。

わわ。鉄腕バーディー、2巻も出ているんですね。ちゃんとチェックしとかなくっちゃ。(→公式ページ

2003/09/10 (Wed.)

最近のヘビーローテーションは、PS2ソフト「スカイガンナー」のサントラです。世界観とマッチした爽快な主題が心地よく、何度も繰り返し掛けています。

この「スカイガンナー」、ジャンルこそ違いますが「風のクロノア」と同じ立ち位置のゲームだと思っています。あまり極端に難しいという事はなく、そこそこやりこみが出来る、ほのぼの・コミカルなアクション系。――シューティングが苦手なわたしにしては珍しくはまったゲームです。

#残念ながら、公式サイトが既に閉鎖されてしまっています。

#参考になるのは「GAME Watch」のレビューでしょうか。

ゲーム内容もさる事ながら音楽もなかなかよかったので、密かに「たのみこむ」でサントラ発売の嘆願に同意していたのですが、そんな事もすっかり忘れていた今年の7月末。ソフト発売からおよそ2年振りに、今回のサントラが発売されました。

ちなみに先に紹介した発売元のページから幾つかの曲が試聴出来ます(RealPlayer形式)。

2003/09/12 (Fri.)

最近、ちょっと流行だとは知っていましたが、こんなショップもあるんですね。――大手だったのでびっくり。

例えば、今日現在のトップ記事。↓

ROBO-ONE大会出場の方にお勧め!

近藤科学 ハイパワーギヤー 発売!

RCサーボPDS-2144/2344FET等のトルクを更に約30%アップできる交換用ギヤーです。

これで余裕の歩行が可能になります。

是非、お試しください。

商品の説明を読むだけで楽しい……。

2003/09/15 (Mon.)

買ってきたマンガの話などをば。

「鉄腕バーディー 2巻」 (ゆうきまさみ)

さっそく買って来ました、最新刊。ここでようやく早宮が登場――かなりイメチェンして、最初は少し戸惑いましたが、読み進めるとこういうのもアリかなーと思えてくるから不思議です。あと、旧版にはいなかった「室戸」というキャラが「昼行灯っぽいけど実は切れ者」なところがいい感じです。「機動警察パトレイバー」で言うと後藤と同じポジションですね。風貌も似ているし。

「HEADS 3〜4巻」 (原案:東野圭吾、作画:間瀬元朗)

強盗事件に巻き込まれ頭を撃たれ主人公は、脳移植手術により奇跡的に生還するが、ドナーの影響を受け、次第に人格が変わってゆく――。

全体を通した感想は「そこそこ」。ただ、最終話の駆け込み的な展開がマイナスでした。途中、伏線として少しだけ触れられていますが、ストーリーの重要な鍵となる事なので、もっとはっきり提示すべきだと思います。また、物語の落とし方が引っ掛かりました。

(以下、少しネタばれにつき、反転してお読み下さい。)

――この「HEADS」や前出「鉄腕バーディー」のように、「平凡な主人公が非日常なイベントに巻き込まれる」タイプの物語が成功するかどうかは、ラストに、日常から遠ざかってしまった主人公をどうやって戻すかに掛かっていると言っても過言ではありません。

あそこまで日常から掛け離れてしまうと、確かに作者の提示した方法が無難な幕引きではありますが、言葉を換えればありきたりで、嫌いなタイプのオチでした。

深刻な事情を知った上で協力してくれる人が何人も登場するのですから、何かしらの望みを掛けてしまうのが普通の読者の反応です。その期待を裏切ってまで伝えたかった作者の思いが何だったのか、わたしには分かりませんでした。――ちょうど、スピリッツで連載していた「ショコラ」(窪之内英策)が終わりましたが、個人的には「ショコラ」のような終わり方が好みです。

2003/09/21 (Sun.)

先週はずっと体調が悪くて、ぼへぼへしていました。今もあまり調子がよくありません。――よくよく考えてみたら、九月に入ってからずっとこんな調子ですね。困ったものです。

という訳で(?)、小説はあまり進んでいません。ほぼ間違いなく今月末の締め切りには間に合わないので、開き直ってゆっくり構えて書こうと思います。

小説を書く合間の気分転換で、KISARAGI で連載している古典の現代語訳のうち、「とりかへばや物語」を途中までWEB化しました(→第一章第二章)。――残りのコンテンツ(今昔物語集・竹取物語・堤中納言物語)は、文体や誤字脱字のチェックを含めて、全体を書き直さないととてもアップ出来ない状態なので、暇な時にでも修正するつもりです。