Monologue (2003年5月)

May, 2003

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2003/05/20 (Tue.)

本日より通常更新を再開します。……と思ったのですが、まあ、その前の準備運動という事で、前回の暫定更新でも少し触れた近状をつらつらと。

更新をお休みしていた間に、仕事関係で大きな動きがありました。職場が変わるかもしれないという話が「予定で未定だけどほぼ決定」のまま、年明けからずるずると何ヶ月も続いていて、自分でもどうしたらいいか分からず、ほとほと困っていました。ですが、先週の終わり頃に、クライアントさんの都合で、どうやら立ち消えそうな方向となり、(不謹慎かもしれませんが)ちょっとほっとしているところです。

まあ、そんなこんなで、またしばらくの間、取るに足らない話題を綴っていきたいと思います。

2003/05/21 (Wed.)

昨晩は今年・最初の蚊の急襲に合い、一睡も出来ませんでした。おかげで「風邪を引き掛けたかな?」が「風邪を引いたな?」に変わり、気分がよくありません。こ、こんな事で初夏の訪れを感じたくありませんってばっ。

某メルマガで連載させてもらっている古典の(へろへろ)現代語訳ですが、「堤中納言物語」のお気に入り作品を一通り紹介したので、次の作品を探しています。一番候補は「とりかへばや」ですが、長編である為に、途中で投げ出そうと思っても止められないところが辛いなーと、少し迷っています。

2003/05/23 (Fri.)

最近、街角でよく耳にする「〜酒が飲める飲める飲めるぞ酒が飲めるぞ〜」という曲。ふと思い立ってGoogleで調べてみたところ、吉本所属タレントが歌う「阪神タイガース酒飲み音頭2003」だったようです。もう少し調べてみるとバラクーダの「日本全国酒飲み音頭」という曲のリニューアルだとか。へー。

コミックソングというと、歌い手のキャラクターでイメージが決まってしまうところがあるのですが、そういう意味ではお笑いタレントは正に適役ですね。

2003/05/25 (Sun.)

週末、久しぶりにマクドナルドに行きました。

「いらっしゃいませ。こちらでお召し上がりですか」

「ええ」

「ご注文をお伺いしてもよろしいですか」

ぷれみあじーセットを一つ」

一瞬、考えるような仕草をした後、カウンターの女の子の次の台詞。

プレミアムセットをお一つですね。サイドメニューはどうされますか?」

……何事もなかったかのようにポーカーフェイスで注文をしました。

追伸:

あれは絶対に「プレミア」って読み間違える人がいます。「」の字体が変なのです。いや、だから、仕方ないんですってば!!

追伸の追伸(5/28):

最初にアップした時に「プレミアム」を「ミレニアム」と間違えたまま気付かず、掲示板で指摘頂いた後でこっそり修正しました。よく考えてみれば、2003年にもなって「ミレニアム(千年紀)」なんて名前の商品が出る訳がないですよね。あははははははははは。(心の中で滂沱)

2003/05/28 (Wed.)

某ミスの隠蔽の為、強行更新を実施(大げさ)。

以前に買った「ファイブスター物語11」(永野護)を読んでいます。それまでの内容を程よく忘れていて、「これって誰だっけー?」と首を傾げながら、繰り返し、繰り返し、ページをめくっています。かれこれ10回は読み返したでしょうか。最近になって、それまで「番外編」だと思っていた「プロムナード」の存在意義が分かりました。――ふえー。確かに「ちゃあ」だ。

この作品、とんでもなくたくさんの人物が出てくるのですが、その多さをあまり感じさせないところがいいですね。一人一人に物語があり、その個々の物語が互いに繋がって一つの大きな叙事詩を形成しています。

……と、上の文章を書いてから、「作り手から見たマンガ(画)と小説(言葉)の違いは何だろう」とぼんやりと考えてみました。

とりあえずは、「表現したものが全て世界の一部になる」のがマンガで、「表現しないものを前提に世界を作る」のが小説だと、今のわたしは思っています。

SFやファンタジーのように「世界を定義する必要がある」作品は、圧倒的にマンガが適している気がします。小説で同じ事をしようと思うと、日常生活に馴染みのないものが出てくる度に、「これはこういうもの」「あれはああいうもの」と読者に逐一、説明をしなければなりませんが、マンガでは作者の想像(創造)したものを具体的に表現すればただそれだけで世界の一部となるのです。

一方、ミステリーや純文学のように、作者が提供する世界の「外」に重みを置く作品は、圧倒的に小説が適しています。ミステリーについては、マンガで書けるもの・絶対に書けないものと色々ありますが、「読者が気付かないように意図的に思考を誘導する」事に関しては、やはり小説の方が優っている気がします。

……そんなこんなで、そろそろ真面目に小説を書かないとなー。(困ったものだ)