- The slippery Catwalk to Glory -
その人は椿の花が嫌いだと言った
花の時期が終われば潔く散ればいいのに
これ見よがしに花ごと落ちる様が気に入らない
そう言って地面に落ちている赤い花を靴底で踏みつけ
わたしに笑って見せた
その悲しい顔が今も忘れられない
十二月三十一日
十四回目の命日が間もなく終わる