昔から幾度となく繰り返される
夢の中のハードル競技
歩調が合わずに足を引っ掛けて
最後は転ぶシーンで終わる
いつからだろう?
走る前から失敗して転ぶ自分を想像して
足がすくむようになったのは?
目の前に白いハードルの列が延々と続く
それはきっと
トラウマという飾った言葉で
ごまかして逃げ続けてきた
自分に課せられた試練そのもの
久し振りに自分の足で跳んでみて
やっぱり上手くいかずに派手に転んでしまって
あちこちに擦り傷もできてしまったけど
それでもなぜか笑っている自分がいた