ハードル(2006/07/20)

 昔から幾度となく繰り返される

 夢の中のハードル競技

 歩調が合わずに足を引っ掛けて

 最後は転ぶシーンで終わる

 いつからだろう?

 走る前から失敗して転ぶ自分を想像して

 足がすくむようになったのは?

 目の前に白いハードルの列が延々と続く

 それはきっと

 トラウマという飾った言葉で

 ごまかして逃げ続けてきた

 自分に課せられた試練そのもの

 久し振りに自分の足で跳んでみて

 やっぱり上手くいかずに派手に転んでしまって

 あちこちに擦り傷もできてしまったけど

 それでもなぜか笑っている自分がいた