- The slippery Catwalk to Glory -
天気予報通りに夜明け前から雪が降ってきた
ベランダに出て手をこすりながら
暗い空から落ちてくる雲の切片を眺め続けた
やがて朝を迎えると辺りの輝きはいっそう増した
そのあまりに純潔な光景は
目映すぎて美しすぎて
まるで自分の心を踏みにじられたようで
いたたまれなくなり部屋に戻った僕は
カーテンを引いてベッドにもぐりこんだ