夏の終わり(2005/08/31)

 八月三十一日。

 子どもの頃、この日の夜はいつも宿題に追われていた。

 面倒なものを後回しにした、その付け払い。

 身体だけ大きくなった今も、少しも変わっていない気がする。

 いつも目の前のものから逃げている自分。

 分かっているけれど、踏み出せない最初の一歩。