幸せは探すものじゃない。
幸せの青い鳥は、いつだってきっと傍にいる。
その言葉は本当か。
誰か教えて欲しい。
この、僕の今の生活に、本当に青い鳥はいるのか。
いるかどうか分からぬ青い鳥。
その存在を信じる事に、僕は疲れてしまった。
別の場所にいるであろう青い鳥に期待をかけるのは馬鹿げているのか。
三度目の正直になるのか。
それともこのままふんばって、自らの手で青い鳥を「造り出す」のか。
少なくとも今の僕には後者の自信は欠片もない。
しかもどちらに転んでも、しばらく不安な日々が続く事に変わりない。
あの青い鳥が実は鳩であると知ったのは、大人になってからだった。