- The slippery Catwalk to Glory -
夜勤明けでぼけーっとした頭のまま、インターネットカフェのマッサージチェアでもみもみと揉まれながらDVD「亡国のイージス」を見ました。テロリストに占拠されたイージス艦を巡る話ですが――すみません、結論から言えば個人的にいまいちでした。テロリストたちの目的やバックグラウンドの描き方が足りなく、またせっかく最新鋭の戦闘艦が舞台なのに見せ場の戦闘シーンがものすごくあっさりしていて残念でした。これらの理由は時間の都合だとは思いますが、一方でストーリー的に不要なシーンがあちこちにあって全体のバランスがよくありません。特に女性工作員は存在もろともばっさり削るべきかと感じましたが、キャラクター小説を映画化した宿命かもしれませんね。それでも「そこそこ」のレベルはクリアしており、邦画としてはいい方の出来だと思います。
ちなみに前回のタイトルに使った「仲春」は旧暦二月のことで――今は旧暦の三月ですので書くならば「季春」です(先月に書きかけだったのを修正し損ねました……ぱたり)。