ここでは小説以外の本はあまり取り扱わないようにしていますが、一冊の写真集を紹介しておきます。「廃墟チェルノブイリ」は、1986年に原子力発電所がメルトダウンを起こしたために破棄され、現在もゴーストタウンとなっているロシアの都市を廃墟撮影のプロが現地に足を運んで写し取った作品集です。
無人の観覧車、打ち捨てられた人形、剥げ落ちた壁紙――美しくも物悲しい光景が本に納められています。これらの写真から何を読み取るかは人によって異なるかもしれませんが、わたし自身は事故が事実であったことに目をそらしてはいけないと感じました。
もしどこかでこの本を目にした場合は、ぜひ手に取ってみてください。