Monologueひとりごと

「チーム・バチスタの栄光」 (海堂尊 著、宝島社)

心臓手術のひとつである「バチスタ」を専門に扱うチームの内部監査をすることになったワトソン役の万年講師と、途中からホームズ役として参戦する厚生省官僚の活躍を描いた医療ミステリーです。医療現場の内情がリアルに描かれており、最初はついていけるか心配でしたが最後まで楽しめました。点数は40点(★★)でそこそこお勧めです。

かなり大雑把に言えば、医療現場のカミングアウトをキャラクター小説として味付けした作品になります。専門家ならではの「らしさ」(リアリティ)と魅力的な登場人物たちが「病院」という場で生き生きと動き回るところが素直に面白かったですが、(ネタばれになるので書きませんが)ミステリーとしてのオチに対しては不満が残ったのも確かです。

ちなみにこの作品は第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しており、映画化もされているそうですが、映画公式サイトを見たところ原作とは配役が違うみたいです。

2008/04/30 (水), [book]