岩井俊二の監督代表作である「ラヴレター」を小説化した作品で、過去に山で遭難死した恋人に宛てに送った手紙が元に引き起こる物語です。個人的に映画は見ていませんが小説単体として読むとかなり微妙な出来でした。点数は20点(★)。
全体のストーリーバランスが悪く、結局、何が言いたかったのかぼんやりし過ぎでした。特に終盤がひどく、別の方法はなかったのか悔やまれます。また文章や表現がかなり稚拙で(小説としてはアマチュアレベル)、初めてこの小説を読んだ人に不親切な箇所が幾つもありました。――この小説はあくまでも映画を見て楽しめた人が、後からリフレインするための二次作品だと、わたしは認識しました。
正直、よかったところもないわけではありませんが、映画に対する評価が高い分、悪い点ばかりが目につき、最後まで素直に楽しめませんでした。